「安倍のつくる未来はいらない!人々」

(昨年春から様々な個人・団体が集まり、改憲や戦争政策に反対する新宿デモや官邸前抗議を続けています。)

官邸前抗議で日米両首脳に出した抗議申し入れ書です

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申し入れ書
                                 4月23日

日本国内閣総理大臣  安倍晋三 殿
アメリカ合州国大統領  バラク・フセインオバマ 殿

                    安倍のつくる未来はいらない!人々
              ブログ:http://no-abenomirai.hatenablog.com/

              メール:no.abenomirai@gmail.com
 アメリカ合州国オバマ大統領の来日と24日に行われる安倍首相との日米首脳会談に際して、東アジアの平和と公正の実現のために私たちは日本で生活する民衆として、以下のことを両首脳に申し入れ、要請します。

一、 沖縄の名護市辺野古における米軍新基地の建設は、地域と自然環境、何より沖縄の人々の尊厳を破壊しようとするものであり、その計画を即刻中止・断念すること。

一、 米軍普天間基地は、移設条件など付けることなく、即時・無条件に撤去すること。

一、 嘉手納基地など、すべての沖縄の米軍基地および日本列島・東アジアのすべての米軍基地をただちに撤去すること。

一、 住民の生活と生命を脅かす沖縄の新型輸送機オスプレイおよび横須賀などに配備した原子力空母原子力潜水艦ををただちに撤去すること。軍事的な一切の戦闘機・艦船を日本領内に立ち入らせないこと。

一、 日米政府は根拠のない「脅威論」で、中華人民共和国および朝鮮民主主義人民共和国への挑発と敵対をただちにやめること。日本政府は、戦争で略取した独島(日本名:竹島)および釣魚台(日本名:尖閣諸島)の領有権主張を撤回・放棄すること。侵略戦争被害者への個人賠償を誠実に実行すること。

一、 日米政府は朝鮮半島付近における一切の軍事演習を永久に行わないこと。

一、 東アジアおよび世界の平和を脅かす軍事同盟である日米安保条約日米原子力協定をただちに廃棄すること。集団的自衛権の容認や日本国憲法の改悪による「世界のどこでも戦争のできる国」の企みを放棄すること。

一、 安倍内閣は、日本帝国主義の侵略思想の支柱である靖国神社の参拝を、とりわけアジアの人々に謝罪して、ただちに退陣すること。

一、 アメリカ政府が日本に売りこんだ福島第一原発のジェネラル・エレクトリック社の原子炉の事故の責任をとって、アメリカ政府もまた福島の人々への賠償と福島第一原発の「収束」に技術的・資金的な責任を負うこと。オバマ大統領は来日に際して、アメリカが原子炉を売り込んだ結果しての福島第一原発事故の現状を、自ら福島に赴いて確認すること。

一、 アメリカ政府は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の協議において、関税撤廃や米産農産物の押し付け、食品の安全や公害防止のための規制の緩和、公共事業の民営化などの日本への要求を取り下げること。日本政府は、民衆の利益のためにTPPからただちに脱退すること。

一、 大企業・多国籍企業・経営者を優遇し、労働者の基本的人権を破壊する「国家戦略特区の企みをただちに撤回すること。

 私たちは、権力者が私たちの生活について勝手に決める政治と世界のあり方にNO!と意思表示します。その一環として、戦争と格差・貧困をもたらす安倍首相とオバマ大統領の首脳会談に抗議します。

 世界は民衆のものだ! 私たちの生活は私たち民衆のものだ!

以上